今回は矢野が担当いたします。
ちょっと靴下が出来る時の話をさせていただきたいかと。
カサネラボの靴下は、ほとんどが自社工場の「丸編機」
という機械で編んでいます。
筒状に取り付けられた針によって編まれた靴下は、
ひとつひとつの靴下が長く繋がった状態で機械から出てきます。
その後それぞれをカットして、足先を縫って靴下の形となっていくのですが、
そのカットの工程で靴下と靴下を繋いである「捨て生地」と呼ばれる部分が残ります。
靴下製造ではこの輪っか状の捨て生地が大量に出ます。
我が町広陵町は靴下の街ですので、日々作られる輪っかの数もたいへんなものです。
そこで皆が色々と考えて、この輪っかを何かしらに再利用します。
まず、もっとも多いと思われる利用法は、切って紐として使う。
丈夫なので編んだ靴下やパンツを束ねるのに使います。
他には色が多彩な為、手芸の材料として座布団、草履などを上手に編んでいる人もいます。
そこで私もひとつ挑戦してみました。
まずはこのように、直感ではありますが何となく編んでいきます。
後は木に結んで柱に取り付けて、クッションを載せると・・
ハンモックチェアーの完成です!
これはなかなかいいですよ。
4才の娘は座るのみならず、アスレチック遊具のごとく使用しています。
(何回か顔面から落ちているので地面は柔らかいほうがよい。
それと、網目は大きすぎると小さい子どもは顔が挟まるように思うので改良が必要な気がする)
長さを変えるとハンモックもおそらく出来ると思うので、
また機会があれば作ってみようかと思います。