腹巻き、靴下、冷え取り小物のkasane lab 日々のブログ

天然繊維を使用したはらまきパンツ、靴下などのニット製品を生産、販売しています。商品へのこだわりや日々の出来事、思いを綴ります。

すご腕の電機屋さんについて

今回は、矢野が担当いたします。

工場での出来事をちょっと書いてみます。

 

靴下編機やホールガーメントといった機械には

糸を送り出したり、糸の端末を収めるのに空気の力を利用しています。

空気は勢い良く吐き出される為、工場ではいつもプシューという音が

あちこちで聞こえています。

その空気を送る機械がコンプレッサーといいます。

 

このコンプレッサーが故障しました。

動きません。

 

コンプレッサーは1台ですべての機械に空気を送っているので

これが動かないと、すべての機械が使えません。

大変です。

 

こんな時は広陵町にある「山本電機商会」さんにすぐに連絡します。

この山本電機さん、ワイルドな社長さんが何でも直してくれます。

どうワイルドかと言えば、まず体格がワイルド。

そして休日はモンスター級の排気量のバイクで山道を滑走。

突然道に飛び出した鹿に衝突して、くの字に曲がった鹿が足に当たって骨折。

お客を待たせられないと、その足で仕事に出る。

「イノシシなら転倒で死んでいた」とのコメント。うーむ、ワイルド。

 

さて、今回は基板の故障のため、基板が届くのに数日かかります。

その間、機械が止まってしまうので、基板を使わない方法で

とりあえず動くようにしてくれました。

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部品などもあちこちから調達する手際と、経験がすごい。

普通なら数日は機械が動かなくなるところですが、

さすが山本電機さん、朝の8時に来て10時半にはコンプレッサーは復活していました。

人の役に立つプロの仕事って、こういう事なんですね。

 

信頼出来る電機屋さんにも助けられて、

靴下やはらまきパンツが今日も元気に編まれております。