腹巻き、靴下、冷え取り小物のkasane lab 日々のブログ

天然繊維を使用したはらまきパンツ、靴下などのニット製品を生産、販売しています。商品へのこだわりや日々の出来事、思いを綴ります。

ちょっとした歴史について

こんにちは。

十月も半ばで秋ぽさがにじみ出てくる。時期になりましたね。

長袖がいるなぁと思いながらも、このブログを書いてる時点では

まだ半袖で過ごしております。

 

さて、今回のお話ですが機械の歴史について少しだけ

お話させていただきます。

こちらが丸編み機というものになります。ダブルシリンダータイプの丸編み機で

靴下を作ったりすることが出来る機械になります。

この機械もそこそこ古いのですが丸編み機の歴史は古く

明治42年(1909年)にまでさかのぼります。

日本に初めて、丸編み機が輸入されたのが和歌山にスイス製の丸編み機が五台

入ったというのが最初と言われているそうです。

 

大正時代には軍用靴下を製造するのに注目され、そこから一般的な

靴下や肌着などに用途が広まったそうです。

 

そしてこの時代の丸編み機は吊り編み機と呼ばれる形式で

通称(吊り天)と呼ばれ、非常に希少な生地が編めるそうです。

上の写真が実際の吊り編み機になります。

現代では、この吊り編み機だけの工場も和歌山には稼働しているそうです。

一時間に1メートルという非常に効率の悪い編み機ですが、

その為、伸縮の良い、洗ってもくたびれない生地を編むことが出来るそうです。

破裂強度は通常の編み機の倍はあるそうです。

独自の風合いにそれを求める人はいまだ後をたたないそうです。

 

実に面白い機械だと感じました。機会があれば実際に見てみたいものです。

といった感じでざっくりではありますのが今回はこのくらいで。

 

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