こんにちは。
前回ちょっとした靴下の機械の歴史に触れてみました
いかがだったでしょうか?
色々と感想はあると思いますが、今回は
「世の中に靴下が直角ではないわけ」について
すこしだけ調べてみました。
世の中にある靴下の多くは120度にあいた形をしています。
なぜ直角ではないのでしょうか?
1560年ごろ、イギリスのエリザベス女王1世に贈られたという手編みの絹靴下
というものがありました。
この写真で注目すべき点
それは、靴下の「形」。「直角」の形をしているのがわかるでしょうか?
工業化以前の手編みだった時代、靴下は足の形に合わせた「直角」だったのそうです。
イギリスの牧師、ウイリアム・リーによって靴下編機が発明されたのは、1589年。
手編みの熟練者の6倍の速さで編めたというその機械は、当時としては革命的な発明でした。
その後、編み機の普及や、改良が進むにつれ、靴下は手編みから機械編みへ。
靴下の形も120度に変わっていったそうです。
現在のこの120度あいた形になるのに機械の普及が関わっているなんて
思いもよりませんでした。
また、靴下の形については
たいていの靴下は、お店で売られる時、かかとから半分に畳まれています。
この半分に畳んだ時にきれいな形になるように、角度が決められているらしいです。